育児の疲れを感じているママたちへ…
育児は大変な仕事で、体力的にも精神的にも負担がかかるものです。そんなママたちを応援するために、簡単に取り入れられる中医学のヒントをお届けします。
育児疲れに効く中医学のヒント
1.気疲れしたら…
育児中はエネルギーが消耗しやすいので、気を補うことを意識しましょう。
【対策】
・太陽の光を浴びる…太陽からの陽気を補充します。
・深呼吸を取り入れる…忙しい中でも、1分間の深呼吸はリラックス効果と気の補充に繋がります。
・食事から気を補う…消化に良い食事がおすすめです。
2.貧血かな?と感じたら…
疲れがたまると貧血傾向になります。
また、授乳中は、赤ちゃんに栄養が必要なので貧血になりやすい時期です。
【対策】
・食事で血を補う…色濃い物(レバーやホウレンソウ、ナツメなど)を積極的に取りましょう。
・血液循環を促進する…血を補った後は、温かいスープなどで血の巡りを良くしましょう。
鶏肉や生姜がおすすめです。
3.つい、イライラしたら…
ココロとカラダは繋がっています。
ココロの不調がカラダにあらわれることも。
精神的な安定も健康にはかかせません。
【対策】
・柑橘系の香りでリラックス&リフレッシュ…深呼吸して香りを体に取り込みましょう。
・お風呂時間が設けられるなら、ゆっくりと湯船に浸かって温まりましょう。
日常でできる簡単なケア
1.自宅でのツボ押し
疲労回復のツボは、こちらのショート動画をご参照ください(笑)
2.簡単な養生茶
【レシピ】紅茶に生姜やシナモンを加えた簡単な養生茶。
気を程よく流し、体を温め、ほっこりリラックスを促します。
3.睡眠
睡眠で体を休め、気血を補います。まとまった睡眠は難しい時期もあるかもしれませんが、小刻みにでも睡眠を取って、エネルギーチャージするように心がけましょう。
ワンポイント中医学【気血の虚証】
育児疲れの場合、気血の虚証になっている場合が多いです。
具体的にどのような状態化をみていきましょう。
気血が虚の状態
【症状】不眠、免疫力の低下、むくみ、貧血、消化不良など
【舌チェック】薄く小さい舌。
舌の色が赤い場合は気が少なく、白い場合は血が少ない傾向にあります。
【原因】オーバーワーク、不摂生、胃の機能低下など
【対策】上記にもありますが、気血を補い、流すことが必要です。
漢方薬を使う場合もありますが、身近にある食材で対策ができます。
まとめ:育児を楽しむために
育児の疲れを少しでも軽減し、健康的な毎日を過ごすために、中医学の知恵を活用しましょう。
今回は、忙しい育児の合間でも簡単に取り入れられるポイントを紹介いたしました。
ぜひ、この記事を活用して、心身ともにリフレッシュしてください。
参考文献
医療従事者のための中医学入門
医療従事者のためのマンガならわかる漢方入門
イマナカ先生@中医学で毎日を健康に♪(YouTube)