今回は、2024年2月29日にclubhouseで配信された免疫力のお話についてまとめてみました。
盛りだくさんなので、数回に分けてお伝えする予定です。
clubhouseっぽく対話形式でご覧ください。
免疫力を上げたい人集まれー:免疫力とは
本日のテーマは『免疫力を上げたい人集まれ~』です。
何かと不調の出る季節、免疫力をあげましょう!というお話ですね。
体も心も、というところが皆さん気になっているかと思いますので、そう言ったお話が効けたら嬉しいです。
はい、よろしくお願いします。
中国医学をやっていく中で、やはり心と体って両方とも大事なんですよね。
今回は、中国医学の観点から体と心の二通りの免疫力のお話をしたいと思います。
中本さんは、西洋医学の方から免疫に入ったと思うのですが、薬学では免疫ってどのようにお考えでしたか?
免疫システムを覚えましたね。
はたらく細胞のような。
好中球やマクロファージ、NK細胞とか、免疫細胞がしっかり働くためには、みたいな認識です。
なるほど、西洋医学では免疫細胞を「戦う」存在として捉え、ウイルスを敵として攻撃するんですね。
一方、中国医学ではウイルスを「お客さん」として扱い、共存を目指します。
そうですね。
ウイルスに対してお客さんっていう考えは、私も中国医学をやり出して初めて出会った考え方です。
中国医学では、体に入ってきた「お客さん」に対して興味深いアプローチをとります。
例えば、無銭飲食するお客さんのように、体に悪影響を与える場合は、うまく活用する方法を考えます。
なるほど、どのように活用するのでしょうか?
例えば、冬に手が冷たくなる「寒邪」という症状があります。これを単に悪いものとして排除するのではなく、体の熱い部分に誘導して冷やすのに利用したり、眠気覚ましに使ったりします。
場所によってうまく使っていけばいいんですね。
そうです。
このように、体に入ってきた「お客さん」に適切な役割を与え、居心地の良い場所を見つけてもらうことで、ご機嫌になってもらうことでうまく回っていく、つまり体全体のバランスが整い、健康が維持されるんです。
中国医学的な免疫力をどう考えるか…面白いですね。
中国医学の考え方の一つに、気血津液という栄養素で体を満たすことで、外からの侵入を防ぐという考え方があります。
満員電車のように体をいっぱいにして、余計なものが入れないようにするんです。
その状況だと、それ以上誰も入ってこられないですね。
体内では、肺が外へ向かってエネルギーを出して汗をかかせたり、様々な調節機能をするのですが、皮膚と関係があります。
この皮膚を強くしてパンパンにしておいて、もう入れないよ、という状況を作るんですよ。
入れないように、予防ですね。
では、入ったらどうするの?ということですが、なんらかのお役目を果たしてもらうしかないんですね。
これが中医学における、一つの免疫に対する考え方ですね。
そう考えると面白いし、分かりやすいですね!
では、心の免疫力についてはどうでしょうか?
心の免疫力は経験値と関係があります。
過去の経験から学び、新しい状況に対応する力が心の免疫力につながります。様々な経験を積むことが大切です。
過去に似たようなシーンがあればアクションが起こせますが、初めてだといろんな感情が生まれてきます。
これは体でも同じことがいえるので、体と心の免疫力は、経験値が大切だと言えます。
体と心の両方の経験が大切なんですね。
例えば、体の中にあるウイルスが入ってきた経験があると、その治し方が分かってきます。
今日は甘いものやめとこう、お酒は飲まない方がいいだろう、お風呂入って早く寝よう、みたいに、自分の心の中でどのような体の使い方をすれば良いか分かってるというのが、免疫力に繋がってきます。
体と心の両方の経験が大切なんですね。
まとめ:西洋医学と中国医学の免疫力の違い
西洋医学の視点
- 免疫細胞を「戦う」存在として捉える
- ウイルスを敵として攻撃する
- 免疫細胞を活性化させて免疫力を上げる
中国医学の視点
- ウイルスを「お客さん」として扱う
- 無理に追い出すのではなく、共存を目指す
- 体と心の免疫力は経験値が大切
次回は…
次回は第2弾!
免疫力を高める中国医学的アプローチについてお伝えします!!
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