私は2019年11月~中医学(中国医学)を学び始めました。
『薬剤師なのになぜ中医学?』
『中医学=漢方薬ですよね?』
そのように言われることが多いので、今回は、私と中医学の出会いや、その中医学について、記事にしてみようと思います。
薬剤師の私が中医学を学び始めた理由
きっかけは2019年。現在の私の中医学の師匠である、中医師・今中健二先生と初対面の時でした。
当時、実母が腕の痛みに1年以上悩まされていました。整形外科に行っても原因がわからず、ずっと治らなかった痛みです。
その腕の痛みを治していただいたんです。
薬も機械も使わず目の前でサクッと。『脈診』で体質診断、『中医整体の一部の手技』『ツボ療法』、そして『運動療法』のセルフケアアドバイスで、数週間で治ったのです。
中医整体の一部、腕をほぐしています。
脈を診ながらツボ療法。
当時はまったくの初心者で、素人の私。それでも脈の位置を教えてもらい、手で触れることで、施術前と後の脈の変化がわかった!!
そして、今中先生は母に『大丈夫ですよ、治りますよ』と声をかけてくださり、ずっと治らないのではないか、一生痛みと付き合っていかなければならないのではないか、と落ち込んでいた母も自信を持ち前向きな気持ちになることができました。
当時は、何がどうなっているのか全くわからない状態でした。『脈診て、チャングムの世界か?』『むくみ?』『ツボ推すだけ?』『治理?』
わからないことだらけでしたが、実際に目の前で今中師匠の治理を見せていただき、ずっと母が悩んでいた痛みが治った事実を間近で見て、とにかく『すごい』ってことだけはわかりました。
薬学部や病院勤務時代に学んできたことを覆すことになるかもしれないけれど『私も中医学を学びたい!!』そう思って、中医学への入り口の門をたたいたのです。
中医学は漢方なのか
中医学=漢方?
一般的にはそのようなイメージがあり、また、巷の中医学ではそうかもしれませんが、イマナカ中医学を学ぶとそうではないんですよね。
もちろん、本講座で漢方(中薬学)も学びますが、それはかなり後半で学びます。(一般コースでは追加講座、薬剤師コースでは上級講座の後半)
本講座一般コースでは
【初級】基礎理論をしっかり学び
【中級】診断学を学び
【上級】基礎理論と診断学を基にした治療学を学びます。
このあとに、漢方(中薬学)を学びます。
治療学では手技をメインに学びますが、実際の治療は何でもいいんです。手技やマッサージ、入浴、香り、運動、食事、もちろん漢方でもよい…。その時に、できることで対応するのがイマナカ中医学なんです。
なぜ、方法は何でもよいのか?
それは中国医学では『すべての不調や病気の原因がわかり、それを引き起こ理論がわかっているから』です。
理論がわかると、『どの方法でどう治そうか』『この方法ならこうすればよい』という治療の方法、いわゆるストーリーが、自然と見えてくるんです。
不思議ですよね。
こんなん言うたら『不思議じゃない、当たり前のこと!』と今中師匠には言われると思いますがw
中国医学では原因がわからない病気はないと言われています。それも体質診断ができ、すべて原因がわかり、その理論もわかるからこそ。
中医学=漢方薬ではない、ということが、イマナカ中医学を学んでわかったことです。
中医学を日常生活で身近なものにしてほしいから私はススメます
中医学 ≠ 漢方薬なら、みなさん、中医学へのハードルが下がりませんか??
実際、食事の質や水分摂取量を変えたり、自宅でできるマッサージ、入浴の仕方を変える、ちょっぴり運動を心がける…など、それだけで不調や症状が改善したり、健康的なダイエットに成功したり。薬を使わなくてもできることがたくさんあるんです。
だから私は、中医学こそみんなの日常に身近なものとして取り入れてほしいなーって思うわけです。
そして、クライアントさんに対して、『大丈夫だよ』って自信をもって声をかけられるようになることが、私の目標です。
さいごに…
私は中国医学に出会い、人生が変わりました。その中でも『イマナカ中医学』だったことが本当にラッキーだったと思います。
学びによる知恵が増えただけでなく、考え方も柔軟になったので、より生きやすくなったように思います。特に子育てに関しては、すごく楽になりました。
現在、全国各地でイマナカ中医学の生徒さんが、より中医学を広めようと活動しています。もし、みなさんが出会ったら、それはきっと運命♡なので、ぜひ目と耳を傾けてみてください^^
今はオンラインでも気軽に参加できる時代です。まずは一歩、中医学に近づいていただけたら私としても嬉しいです。