お薬いらず!中医学で解決する子どもの便秘対策

子育て中医学

子どもの便秘は心配になりますよね。
でも薬を飲ませるのは少し抵抗がある…そんな方に、中医学の視点から便秘対策をご紹介します。

中医学の視点から見る便秘

西洋医学では便秘は大腸の問題と捉えます。
中医学では口から食道、胃、大腸までを一つの管として考えるため、胃の健康も重要なポイントとなります。

大腸の不調から

便秘の原因の一つに、体内の熱がこもり、大腸が乾燥して便が硬くなることがあります。

また、大腸がむくんでいると、ポリープや潰瘍が原因で便秘になることもあります。
ポリープや潰瘍がなくても、腸がむくんでいると、うまく力が伝わららず排便困難になり、便秘になることもあります。女性に多いパターンです。

胃の不調から

中医学では胃の不調が便秘の原因となることもあります。

胃のむくみ(水分の摂りすぎ)
水分の摂りすぎにより胃がむくみ、胃酸が薄まります。これが胃もたれを引き起こし、腸の運動機能が悪くなり便秘になることがあります。

食べ過ぎや甘いものの摂り過ぎ
胃の中で食べ物が粘着性を帯び、消化が悪くなることがあります。これにより胃もたれを起こし、腸に送る力が弱まって便秘になることもあります。

子ども特有の便秘の原因

子どもはまだ水分代謝が未熟であるため、体内に水分が溜まりやすい傾向があります。このむくみが便秘の原因となることもあります。おねしょや鼻水、よだれが多い時は特に注意が必要です。

また、胃の発達も未熟で消化不良を起こすと便秘を引き起こすこともあります。

便秘対策のポイント

水分バランス
水分の摂取量を適切に管理し、胃酸が薄くならないようにしましょう。

食事の工夫
甘いものや炭水化物を控えめにし、消化に良い食べ物を心がけましょう。

胃の健康を保つ
胃もたれを防ぐために、適度な運動や胃に優しい食事を取り入れることが大切です。

香りの活用
香りを利用することでリラックスし、胃腸の調子を整えることができます。
特にラベンダーやオレンジスイートの香りはリラックス作用があり、副交感神経が優位になるため、消化を助けてくれます。中医芳香療法的にも適度に気を流す作用があり、気の働きを活性化してくれます。
子どもが落ち着けるよう、寝室やリビングにアロマディフューザーを置いてみましょう。

まとめ

中医学では、便秘の原因を胃と大腸の両方から考えます。
子どもの便秘は成長過程での水分代謝の未熟さや食事の内容が大きく影響します。
さらに、香りを活用することでより効果的な便秘対策が期待できます。

薬に頼らず、日常のケアで便秘を解消する方法を取り入れてみてくださいね。