みなさんは、香りと中医学のつながりを考えたことありますか?
一日のスタートを香りで彩ることで、心身のバランスを整えます。さらにここで、中医学の基礎理論を取り入れることで、香りの選び方や活用方法がより効果的なものになるんです。
中医学の基礎理論:整体観念と弁証論治【子育て中医学】については前回の記事にも記載しています。
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整体観念と香りの関係
香りは気に働きかけ、心に作用するのが得意です。整体観念の考え方から、心と体は繋がっているので、香りで心のバランスを整えると体も整い、全身の調和を促すことができます。
弁証論治と香りの選び方
中医芳香療法では弁証論治を基に、体質に合わせた香りを選ぶことが可能になります。四診による体質診断をしますが、脈の変化を診ることが多いです。
一般的なアロマテラピーでは体質の診断をおこなわないため、香りが合わないことがあります。
朝の香りルーティン:中医学の視点から
朝起きたら、窓を開けて新鮮な空気とともに香りを取り入れ、深呼吸をしながら、香りが全身に行き渡るイメージでリラックスするのがおすすめです。また、 その日の体調や気分に合わせて、香りを変えることで一日をより快適に過ごせます。
過去記事、気分を上げる朝の香りルーティン【一日一香】もご参考に!
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ワンポイント中医学:一般的なアロマテラピーと中医芳香療法の違い
一般的なアロマテラピーでは主に精油を用い、『〇〇成分が〇〇作用を持つ』というように、『不調』に対する精油成分の作用をみて香りを選びます。
一方、中医芳香療法では、精油だけでなく香りのするものは何でも取り入れ、『体質や不調の原因』に合わせて香りを選んでいきます。その際には、帰経や性味などでみていきますが、おおまかには、気を流したいか止めたいか、発散させたいか溜めたいか、で考えます。そのためにはやはり不調だけではなく、体質がわかっていないと、真逆の香りを使ってしまうと大変なことになってしまいます。
難しく考える必要はありませんが、せっかく香りを使うなら、しっかり理解して使っていきたいですね。
まとめ:香りで始まる健康的な一日
いかがでしたか?
中医学の整体観念と弁証論治を取り入れて、香りを日常生活に活用し、よりよい一日のスタートを迎えられると良いですね。
まずは難しく考えず、自然に合わせた香り選びと、体質に合わせた香り選びで効率よく香りを生活に取り入れていきましょう。
まずは好きな香りから取り入れる。これで十分です。