アレルギー人口は、近年増加しており、3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。
アレルギーの増加の要因としては、原因物質(アレルゲン)の増加、増悪因子の増加、食環境や衛生環境の変化、 抗生物質の多用などが考えられるとされていますが、人によってアレルギーを発症したりしなかったりするのはなぜでしょうか。
中医学的に案が得ていきたいと思います。
アレルギーが増える理由と中医学の視点
アレルギーの代表的な疾患には、次のようなものがあります。
食物アレルギー、喘息、花粉を含むアレルギー性鼻炎、 アトピー性皮膚炎など。
食物アレルギーは乳幼児期に発症する人が多く、学童期以降も発症する可能性もあります。
このようにアレルギーにはさまざまなタイプがありますが、ここでは皮膚のむくみが原因となるケースについて解説します。
むくみとアレルギーの関係
むくみが多い場合、汗をかきづらくなったり、皮膚呼吸がしにくくなります。
さらに血糖値が高く、むくみが粘り気を持つ場合は注意が必要です。
ここへ外部からの刺激、例えば金属がふれると金属が体内の気を流します。
この時に気と一緒に血も一気に流れることで、その部分が赤くなったり腫れたりアレルギー症状が出ます。
このように、金属以外にも食べ物や呼吸を通じてアレルゲンが体内に入ると血流が良くなり、むくみが邪魔をしてスムーズに排出されない場合、腫れが起こり、アレルギー症状となります。
これは、肌だけでなく、呼吸器に出れば鼻水や咳、ひどければ呼吸困難になりますし、場合によっては頭痛など、さまざまな症状が現れます。
解決は体質にあり
アレルギーというと、原因物質が悪いように言われますが、原因物質はきっかけにすぎません。
根本的な解決は、体質改善にあります。
特にお米や甘い物ばかり食べてむくみが粘体性を持つ場合、ちょっとした刺激で発症したり、重度のアレルギー症状が出たりします。
原因物質を避けるのも対策ですが、一度ご自身の体質を見直してみましょう。
アレルギー対策
体に熱をためこまない
体内に熱エネルギーがたまると、一気に強く症状が出ることがあります。
食事内容を見直し適度に汗をかき、適度な体温を維持することが大切です。
血行を良くする
マッサージや運動で血流を促進し、血流を体全体に分散させることで、血流が一箇所に集中しないようにします。血流が偏っていると、その部分にアレルギー症状が出やすくなります。
甘いものの摂取を控える
甘いものを摂りすぎるとむくみが粘滞性になり、アレルギー症状を悪化させる原因となります。
適度な摂取を心がけましょう。
まとめ
このように、アレルギー症状を軽減するためには、日常生活での工夫が大切です。
体のバランスを整え、アレルギーに負けない体づくりを目指しましょう。