成長痛のウソ?ホント?膝の痛みの本当の原因とは?【子育て中医学】

子育て中医学

子どもの膝の痛みは成長痛とされることが多く、成長過程の一部としてとらえられます。そのため、特定の治療や特効薬はなく、経過観察と安静によって自然に症状が改善するまで待つことが一般的です。

中医学ではすべてのことに原因が考えられます。
今回は、成長痛についてみていきましょう。

中医学的視点から見る成長痛

中医学では、膝の痛みが過食に起因する可能性を考えます。
胃の経絡は膝のお皿を通ります。食べ過ぎると胃の経絡の流れが悪くなり、その結果、膝の痛みが生じることがあります。

胃の経絡の流れと影響
胃の経絡は顔から始まり、目の下、口、顎、耳の横を通り、頭から喉、胸、下腹部、股関節、膝、すね、足先まで続きます。この経絡の流れが悪くなると、以下のような症状が現れることがあります。

・口内炎
・顎関節症
・頸部の腫れ
・乳腺炎
・股関節の痛み
・膝の痛み

よって、膝の痛みは胃の健康のバロメーターとも言えます。食べ過ぎや飲み過ぎに注意することが大切です。

胃を大切にする方法

過度な食べ過ぎや飲み過ぎを避け、胃に負担をかけない食生活を心がけましょう。
自分の胃に合った適量の食事を心がけることが大切です。

また、胃の経絡をほぐすことも効果的です。
足のマッサージを温かいお風呂でするなどのケアを取り入れると良いですね。

    香りを活用した成長痛のケア

    香りを利用することで、胃の調子を整え、膝の痛みを和らげることができます。
    以下の香りを活用してみましょう。

    バニラ
    甘い香りは気の流れを停滞させます。
    今回はこの作用を使って、食欲を停滞、すなわち、食欲を抑えてみましょう。
    暴飲暴食を抑えるのに役立ちます。

    オレンジ・スイート
    食欲がコントロールできるようになってきたら、次は経絡上の気の流れを促します。
    オレンジの香りで胃の経絡をすっきり流しましょう。

    まとめ

    成長痛の原因として胃の健康が関係していることがあります。
    適切な食事と香りの活用で胃を整えることにより、膝の痛みを軽減することができます。
    日常の中で香りを取り入れ、お子さんの健康管理をサポートしましょう。

    参考文献